この絵は驚くほどに筆がすらすらと進んだ作品でした。
スケッチブックにラフを描き、それを元にデジタルデータとして描き上げました。
この夕日が、この人にはどう見えているのか?
それをひたすら考え続け、たどり着いたテイストはぱっきりとした色使いと、
情報を入れ過ぎず強調するデフォルメでした。
私の出身は海沿いで、水平線に落ちる夕陽の美しさはいつも私を照らしてくれていました。
そんな馴染みのある夕日を、愛する人と見たときの新鮮さを込めた作品です。
卵が好きなこの人にはきっと、優美な夕日もこう見えている。
そう確信してやみません。